松実高等学園卒業証書授与式 保護者代表挨拶(一部抜粋)

平成21年度保護者

 春の息吹が感じられます今日この頃、卒業生に対しましてこんなにも心のこもった温かい式を開いていただき親子共々感謝の気持ちでいっぱいでございます。
振り返れば松実学園初等部ならではの季節感あふれる多種多様な趣向を凝らしました行事や、イベントがたくさんございました。事前のご準備、計画等さぞかし大変だったことと推察いたします。私ども家庭では連れていけないような場所にまで足を運んでいただき、貴重な体験活動をたくさんさせていただいたこと、あふれる笑顔いっぱいの子どもたちの写真を見るたび感激しておりました。卒業後も写真をめくるたび様々な楽しい思い出がよみがえってきてきっと元気が出てくると思います。
 さて、在校生の皆さん、いつも一緒に学んだり遊んだりとまるで兄弟のようでしたね。どんなときも助け合って、励まし合った皆さんのおかげでとっても楽しい毎日をおくることができました。卒業生の2人は照れ屋さんだからうまく言葉にするのがほんの少し恥ずかしい様子ですけれども、皆さんと過ごしたかけがえのない日々は生涯忘れる事の出来ない大切な宝物となりました。本当にありがとうございます。
 庸子先生はじめ諸先生方の日々親以上の温かい眼差しと、真っ直ぐな情熱を根気よく子どもの心に寄り添いながらたくさんの愛情を降り注いでくださいましたこと、本当にお礼の申し上げようもございません。
私や福島にいる祖父母が学校はどうかと息子に尋ねますと息子は必ず「松実の先生はいい、やたらに怒らない、褒めてくれる、だからやる気が出る、一緒に遊んでくれるよ。あれが本当の先生だ。良い学校だよ。心配いらない」と力説しております。
 子どもは正直です。その言葉に嘘はございません。松実学園初等部でお世話になって本当に良かったと親子共々感じております。心より感謝申し上げます。
 縁という言葉がございます。振り返ればこれまで様々な出来事がありましたが、松実学園初等部に入学してここにいらっしゃる皆様にめぐり合うためのものではなかったのかと今改めて感じております。
 松実学園初等部で学ばせていただきました事が、今後の子どもたちの大きな自信と心の支えになると確信しております。温かい造りのこの校舎、豊かな自然、素敵な友達、そして素晴らしい先生方がいらっしゃるこの松実学園初等部が一番の母校でございます。勝手なお願いではございますが、卒業後も元気がなくなったり迷ったりそういった場合にはフラっとおじゃまさせていただくこともございます。今後とも温かいご支援を頂戴できれば大変うれしく存じます。
 約1年間という短い期間ではございましたが、人を成長させるのは時間ではなくその時その時お一人お一人が一生懸命本気で関わってくださったという事を子どもの成長を通して教えていただきました。
 このような穏やかな気持ちで卒業できます事は感無量でございます。

平成22年度保護者

桜の蕾も膨らみ始めるこの春。この良き日。晴れやかに卒業の日を迎える事が出来ました。
 今改めて卒業生1人1人の顔を見ますと、それぞれがしっかり頼もしい表情をしている事に気が付きます。体が大きくなっただけでなく内面もとても凛々しく成長したことがわかります。人が楽しく輝いている時、時の過ぎ去るのは実に早いものです。
子どもたちにとっても、私たち保護者にとっても松実での毎日はそれを実感させていただけるものでした。
アクティビティでの様々な校外活動はとても楽しみでしたし、論語や中国語、手話など他校ではありえない授業を楽しんで学ぶ事が出来ました。
親元を離れてのサマーキャンプとスキー合宿。親がちょっぴり心配したり、さみしかったりする気持ちなどつゆ知らず子どもは楽しみで頭がいっぱいです。母としては切ない思いもしましたが、あっという間に頼りになるお兄さんになってしまい嬉しい誤算です。
松実へ入学するまでそれぞれが様々な悩みを抱え苦しんだ日々も、遠い昔の事のように感じられます。
しかし子どもたちも多感な時期です。初等部という小さな社会の中で共に協力し合って達成感を味わったり、またある時は意見がぶつかり合い傷つき傷つけた苦い思い出もある事でしょう。相手の話を聞き、自分の考えをきちんと伝える事は簡単ではないけれど、とても大事な事ですね。でもここの卒業生なら大丈夫です。1人1人授業の中で、また活動を通してじっくり時間をかけて関わり、相手を思いやる事、相手を信じ前向きな気持ちを持ち続けていく事の大切さを先生方がお手本となり毎日実践して見せてくださいました。先生方の大変なご苦労があったからこそ今の子どもたちがあるのだと思います。
卒業生一人ひとりが、新しい世界へ1歩踏み出す決意が出来たのも先生方のおかげです。本当にありがとうございました。松実学園に通う事が出来て本当に良かったと思っております。
春からはそれぞれの新たな友人との出会いを楽しみにしている事と思います。
今の自分を信じ、今の自分の考えをしっかり持ち、人の嫌がる事はせず、周囲への思いやりの心を大切に、先生に教えていただいた言葉を胸に、新しい環境の中でも自分らしく楽しく毎日がすごせるよう私たち保護者も子どもを信じ見守り続けてまいります。
それでも悩み辛い時は母校を訪れ、先生方に相談する事もあるかも知れません。その時には変わりなくご指導くださいますようお願い申し上げます。

平成23年度保護者

本日は子どもたちの為にこのように感動的で心温まる卒業証書授与式を開いていただきましてありがとうございました。
皆様から頂きました温かいお祝いの言葉と励ましの言葉、卒業する子どもたちの胸に深く刻まれた事だと思います。
在校生の皆さん毎日いっしょに楽しい日々をありがとうございました。
それから卒業生の皆さん、今日こうして無事に卒業証書を受け取ってくれてありがとう。
一人ひとりの立派な姿を見て私たち保護者は感激で胸がいっぱいです。
入学の時、私たち保護者は恐る恐る松実初等部の門を叩き、子どもたちは恐る恐るその門をくぐりました。いつの間にかやさしい仲間や愛情あふれる先生たちに囲まれ、毎日が充実し心地よい眠りにつくのが当たり前の幸せな日々となって、皆揃って立派にこの良き日を迎える事が出来ました。
去年の卒業式の大震災、私たちは勉強する机があるがそれすらも無い子どもたちがいるかも知れないと復興支援フリーマーケットで声を涸らしての支援活動。他人の痛みを身近に感じ我が子が急に大きくなりました。
楽しかった行事もたくさんありました。サマーキャンプでのスイカ割り、スキー学校、卒業遠足のディズニーランド、たまには悪ふざけをしてお友達の心を傷つけてしまったこともあったかも知れません。そんな時に先生方は、お友達との関係が大切だと気付かせてくれました。お友達が転校して別れの悲しみも知りました。数々の行事を通して子どもの成長を実感し、数えきれないほどの感動と感激を味わうことが出来ました。この短い期間は保護者としてこの上ない幸せな日々を過ごすことが出来た年月でした。
これも一重に先生方の、時に厳しくそして愛情いっぱいのご指導のおかげと心より感謝しております。
初等部での最後の歌になるであろう卒業の歌「道」。我が家での練習を聴いていますと「回り道をして迷いながらの道だけれど、それは決して無駄ではなく明日に続く希望の道になるんだ」本当にそうだと私たちは自信を持つ事が出来ました。
それぞれが自信を持ちたくさんの思い出や友だちという宝物を得て中学生として新しい世界に進む事が出来ると思います。本当にありがとうございました。
さて、こうして卒業していく子どもたちではありますがまだまだ未熟でございます。
先生方には卒業してからもご指導いただくことがあるかと思います。どうぞ今後とも子どもたちを見守っていただけますようお願い申し上げます。

平成24年度保護者

この日のために色々と準備をしてくれた在校生の皆さんありがとう。卒業生の皆さん、今まで松実高等学園初等部で楽しく学び、今日無事に卒業式に出席してくれてありがとう。
皆さんが卒業証書を受け取るこの瞬間に立ち会うことが出来て私たち保護者は大変嬉しく思っています。
私ごとではございますが息子が松実高等学園初等部に入学したのは小学3年生の5月の事でした。入学して最初の頃は教室を抜け出したりしてご迷惑をおかけしていた息子ですが、先生方が優しく根気よく時には厳しく教え導いてくださったおかげで、学ぶ喜び、友達と遊ぶ楽しさを知る事が出来ました。私が何より嬉しかったのが入学してから卒業する今日この日まで、息子が一度たりとも学校に行きたくないと言わなかった事です。それほどまでに松実初等部は、息子にとって夢と希望に満ち溢れていて毎日安心して学び遊べるかけがえのない場所だったのでしょう。
また息子のみならず保護者である私も初等部に救われました。私が初めて初等部に入学の相談をさせていただいたのは息子が小学2年生になるかならないかの頃でした。当時初等部の児童受け入れ対象は小学6年生以上であったにもかかわらず先生方が嫌な顔ひとつせず親身になって相談に応じてくださいました。そのことが入学するまでの間どれほど私の心の支えになったかはかり知れません。この場をお借りしてお礼を述べさせていただきます。本当にありがとうございました。
初等部には思いやりの心を育む素晴らしい行事がたくさんありました。その最たるものが東日本大震災復興イベントフリーマーケットだと思います。
初等部では昨年度に引き続き今年度もフリーマーケットで得た義援金を岩手県山田町立船越小学校に届ける事が出来ました。さらに今後も支援を続けていくという初等部の姿勢を目の当たりにした子どもたちは人として大切な事を学ぶ事が出来たと思います。
七夕祭りやサマーキャンプ、スキー学校、卒業遠足のディズニーシーなどの楽しい行事もたくさんありました。それぞれの行事ごとに一生懸命準備して行事が成功した時の喜びや達成感はひとしおだったことでしょう。
初等部の様々な出来事を通して、子どもたちは小さきは小さいままに、大きくは大きいままに松の緑に松の実が生える如くそれぞれが自分らしく成長する事ができました。ここでの経験を胸に、子どもたちは自信を持って中学校という新たなステージに進んで行くことが出来ると思います。先生方、他では体験する事の出来ない素晴らしい学びの環境を子どもたちに与えてくださって本当にありがとうございました。
さて本日こうして卒業していく子どもたちではありますがまだまだ未熟でございます。先生方には卒業してからもご指導をいただく事もあるかと思いますがどうぞ変わらぬお導きのほどよろしくお願い申し上げます。
結びにあたり卒業生にはおめでとうの言葉を贈りたいと思います。